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by • November 30, 2013 • Creative35809

【Photoshop】自然な影を生かしつつ白バック写真に背景を合成する方法

「More simple method for designers」

デザイナーの作業をもっと簡単にしよう、のコーナー。

第一回目は、白背景で撮った写真の影を生かしつつ
背景に色を合成する方法です。

 

写真かわいくしたいけど、予算の都合上、白背景でしか撮れない・・・
あるあるある!

撮影の段階から作りこめるのがベストですが
どうしてもなときはPhotoshopでごまかします。

 

まずこちらがオリジナル写真。

original_mini

 

カメラマンみっちゃん(@siro_mitsuki)がちゃんとライティングして撮ってくれた写真なので
すっごくいい感じの影ができてます。
この影を生かしつつ、背景色を合成してみたいと思います。

 

完成イメージがこちら。

demoA_mini

 

ポイントは、影やガラスといった背景が透けて見える部分の処理。
ここのクオリティが甘いと合成っぽさが際立ってしまいますが
これはPhotoshop絵画モード「乗算」をうまく使うと簡単にできます。

zoom1_mini

 

howToTitle
step1
 thumbnail1


 


「オリジナル写真」「オリジナルの複製」「背景」の順になるようにレイヤーを作成します。
オリジナル写真とその複製は、必ずぴったり同じ位置になるように重ねてください。
写真はあらかじめスマートオブジェクトにしておくと後々楽だと思います。

できたら、複製の方のレイヤーは一旦非表示にしておきます。






step2
パスツールスクリーンショット 2013-11-30 12.18.18を使ってベクトルマスクを作ります。
自動選択ツールなどで代用する場合もありますが、今回はクオリティ重視で地道に切り抜きます。
めんどくさいですが、この工程の精度で完成度が違います。
ほんとにめんどくさいときは切り抜き.jpとかにお願いすると、24時間いつでも即効対応してくれるのでおすすめです。

 thumbnail2b


 


この時、パスは不透明度100%部分のアウトラインに添って作成します。
要するに背景が透けてみえない部分です(図のグリーンのライン)。
影の部分は、背景色が透けているのでここでは除外します。





 thumbnail3


 


ガラス部分も、透過しているので除外します。
作例ではマニキュアの液部分までをパスの範囲にしました。





 thumbnail4


 


完成したパスをベクトルマスクに変換します。
この時点で縁が白っぽく気になる部分があれば、レイヤーマスクを追加して調整します。





step3
オリジナル写真を一旦非表示にし、下の複製写真を表示します。
こちらの写真は、トーンカーブの白色点スポイトスクリーンショット 2013-11-30 13.31.06を使って背景色を真っ白(R:255/G:255/B:255)にします。

 thumbnail5


 


こちらが白色点スポイト。
スポイトを選択した状態で写真上をクリックすると、その部分が真っ白になります。
大体の写真は若干グレーがかっているので、この補正で真っ白に修正します。





step4
 thumbnail6


 


絵画モードを「乗算」に変更します。

乗算とは、その名の通り色の数値の掛け算が行われる絵画モードです。
白(R:255/G:255/B:255)は完全に消え、下のレイヤーの色が混じったような色になります。
イメージ的には、色紙に4色印刷をしたときの仕上がりに似ています。





 

 thumbnail7


 


乗算にしたレイヤーは、下の色が混ざったような色味になります。





 

 thumbnail8


 


この上にStep.2のベクトルマスクレイヤーを重ねると、ほぼ完成形に近いイメージに仕上がります。





detail_mini

step5
ほぼ完成ですが、より合成っぽさを融和させるために、色調補正を入れていきます。

白い背景で撮影しているため、被写体には白色が反射して写り込んでいます。
とくに金属など光沢が強い部分はより白く浮いてしまうため、周りの色(今回は黄色)に馴染むように修正します。

 thumbnail9


 


金属のアクセサリーやサングラスのレンズなどは、光沢が強いため周りの色に影響されやすいです。
この写真でもかなり強く白が写り込んでいるため、なじませます。





 thumbnail10


 


新規レイヤーを作成し、ブラシツールスクリーンショット 2013-11-30 15.04.07で背景と同系色の色を置いていきます。
被写体の縁にかぶるくらいが良いです。





 thumbnail11


 


元画像のクリッピングマスクに設定し、絵画モードを「オーバーレイ」に変更。
塗りの透明度はちょうどいい具合に調整します。





 thumbnail12


 


変化を比較するためgif動画にしてみました。
ぱっと見ほとんどかわりませんが、金属光沢やレンズ部分に少しオレンジがかぶっています。
この一手間で合成写真の違和感が少しずつ融和していきます。





finishTitledemoA_mini

適宜色調補正やフィルタを加えて完成!
上記写真には、うっすら暖色系のレンズフィルタと照明効果を追加しています。

 

写真の雰囲気に合わせて
お好きな色やテクスチャを合成してみてください。

color_mini

demoB_mini

 

 

【人物写真でも】

demoC_mini

 

 

実は以前「人物の髪の毛を綺麗に抜く方法」というエントリーをnanapiに寄稿したことがあるのですが
やってることはまったく一緒です。
日本人の髪の毛は黒っぽい人が多いので、乗算でうまく抜けてくれるんですね。
逆に金髪系は難しいかもしれないです。

 

背景が白であればどんな写真にも有効だと思うので
スタジオ撮りの無機質な写真を変身させたいときは
ぜひお試しください〜

 

 

 

★ asato ★

 

 

 
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